“ファーストコンタクトもの”としての人工知能SF Netflix でやっていたもんだから 高度に発達したAIと言うのは、現状もっとも確からしく人間の遭遇するであろう“人間に匹敵する”知性体である。少なくとも最近は。AIとの付き合い方と言うのを考え始めたのはい…
久しぶりの映画感想。流石あのイヴの時間を脚本監督された吉浦康裕監督。いろいろ考えさせられたり背景設定に思いを巡らせられたりしてとても楽しかった。感想を書きたくなる一本。ただ趣味を抜きにしてみると「企業研究者倫理はどこへ……」となあるあたり、…
これは「遠心力とは」で悩む「かなり真面目な」人向けの解説記事+自分の理解が深まったメモです。考えたらいろいろ理解しなおせたのでメモしときたい、という気持ちでこの記事書いています。自己満足。でも何かを書くってそういうものなのでは……。はい。 遠…
全く書くことがなかったので、学生時代の研究の雰囲気メモを記事に書いておく。 最初の論文の投稿までの流れ 2017/02/09で連分数の計算の仕方を勉強した後、2017/02/16に例のJ. Chem. Phys. 10,161(1974) Adelman and Dollを読んで計算を理解した。02/17、色…
2015-06-30 22歳の誕生日は、二日酔いで迎えました。最高にいい気分でした、頭がお祝いにガンガンしてまして。別に誕生日を祝ってもらって二日酔いになったわけでもなく、単純にちょっとしたヤケ酒でした。まぁ、お酒を飲んで発散しようと思うような悩みは大…
ということで Facebook ノートサルベージ記事2つ目。 2016年4月28日 僕らはみんな、もう一人の自分を持っているのではないか、と、最近気づいた。 …ちょっとまって、逃げないで‼ そんな変な人だみたいな目で見ないで‼ いや、変な人なのは否定しないけど。 別…
みんな違ってみんな良い とはならんわけです。なぜなら私は“すれっからし”のオタクだから。 映画には2種類の映画があります。「映画な」映画と「劇場版」映画です。 いや正確に言えば、「映画な」と形容される性質は属性であり、もちろんいわゆる「劇場版」…
言わずと知れた名作。苛烈な戦闘シーンとその中でもがく兵士たちの織り成すドラマ。でもやっぱり最初に目が行くのは、きっと印象的な色彩設計と、それが織りなすモガディシュの戦闘への、そしてソマリアへの国連軍の介入への、実は冷笑的な目線な気がする。 …
つまりはフェイスブックのサルベージ 昔 Facebook に書いた記事をサルベージできることが分かった。ということで、いわゆる「過去絵再掲」みたいな感じで。 いや、就職したらもう何も考える時間ないというか、そんなことを考える前に「定時に帰らせてくれ」…
引っ越した ということで遂に会社寮へと引っ越しを完了し、再び一人暮らしが始まったわけです。 弊社はとてもホワイトな会社のようで、新人研修と瞑目するような課題もなく、大学関連で残してきたことは今だ進展もなく、というわけでまったくもって時間が余…
いつものごとく、ネタバレありです。ご了承を。 端的に言えば、結局のところ次の言葉でこの話は要約される。すなわち、「たとえ月並みなことであっも、それが真実であることに変わりはない」って話だ。 シンエヴァで語られることは、もちろんSF的衣装や描写…
審査が終わった ということで、完全に自由を謳歌している。 アニメも映画も見放題。 小説だって読み放題。 ……のはずだったのだけれど、実際は提出した卒論を加筆修正、追加計算を加えて出版しなくてはならないため、完全に終わったわけではない。 とはいえ、…
The War of All Against All なかなかに気分が重い。 やりたくない、やりたくないと言ってTwitterに逃げてれば、そりゃ仕事が進むわけでもなく、ただダラダラと時間が過ぎていく。 自分のTwitterにはリストがたくさんある。 クリエイターを集めた「絵師など…
充実した一日を過ごせば、幸せに眠れる(逆もしかり) 冒頭はレオナルドダヴィンチのセリフらしい。 カッコ内はもちろんオリジナルです(蛇足)。 昨日おやつ時に飲んだコーヒーのせいか、めちゃくちゃ寝つきが悪い(やわな体)。 明日からの仕事のためにも…
興味のなくなるところ、記憶もまたなくなる そう言えば2,3年前は一年の抱負をfacebookのノートに書き連ねてたな、なんてことを思い出して久しぶりに開いてみると、なんとサービスが終了していた。 まさかと思って調べてみると、案の定アーカイヴまで消えて…
以下のノートに若干の不満があったのと、これを読んで思ったことがあったので追記。 note.com このノートは面白くなかった(と本人が感じた)点について分析しているので、まぁこういう書き方になるのだとは思う。 というのは、「面白くなかった」という感想…
博論も提出し残るは来月の審査のみ、と、心理的余裕が出てきたここらでリハビリしていこうという魂胆。 (まぁ、審査が100%通るわけではないんで完全解放とは言い難いんですけどね......) あらすじ ごくごく平凡な高校生、成神陽太のもとに突然、魔訶不思…
アマプラ限定で見られるようになったから、というオタクの風上にも置けない理由で見たわけですが、(見なきゃいいのに)レビューや各所ブログで酷評される姿を見て感想を書きたくなってしまった。いや、擁護したいわけじゃないんですよ。 あらすじ 都会から…
フルーツバスケットみたいに何シーズンも作って一年間やってほしい。しかも一週間おきに見るんじゃなくて、撮りためたやつを一気見したい。そんなアニメ。 あらすじ やりたいことが見つからず、だからと言って生活のためにやりたくない仕事をするのも何だか…
三島リサちゃんが可愛すぎる。 キャラデザがにくい。我々を貶めようという意思を感じる(誰だよ)。 雪穂とか綾波とか玲音とか、そういうこう、我々を萌えさせるある種の臭いがありますよね(ぐるぐる目)。 まぁキャラデザがそうなだけで、中身はいたって普…
かつて1人の敬虔なキリスト教信者 --そして後に偉大な実存主義哲学者として認識される青年-- は``死に至る病''という存在を見出した。 死に至る病とは自己実現の不能性から来るものだ。 自らが目指す姿、こうありたいという姿に、外因的であれ内因的であれ…
向上心があり、学ぶ姿勢もあり、記憶力もある。そんな能力のある青年が、未曽有の経済危機によって職が得られない時代。生きていくためにビジネスチャンスを探していた彼は、ある日自分の才能を生かせる職を見つける。勤勉で野心的な青年痛快なサクセススト…
見た、といっても突然全シリーズを見終わったわけではなくて、3期が終わったこのタイミングで一つこれまでのシリーズの立ち位置や考え方を振り返ろう、と思った次第です。 新型コロナウイルスの問題で外にも出られないしね。 御存じの方も多いかもしれないで…
戦争映画を描くとき、「戦闘」を映すことは必然的とも言える。 戦闘という場面は戦争における命の軽さを、人命が数字として捨象されていく様を、そして日常とは違うという意味での特殊性を、恐らく最も効果的に、そして象徴的に訴えかける。 しかし戦闘を描…
「心無いことを言う」と言われるように、誰だって取り消したい言葉があって、でも言葉というものは、一度発してしまって相手に届けば、二度と取り消すことは出来ない。 だから誰しも言わずにいることがあって、優しい嘘をついて、本当に言いたいことは胸にし…
某タイトルはカッコいいSFの題名を書き換えたら全然タイトルっぽくなくなってしまった。 ということで、久しぶりにまじめな物理の話をしたいと思います。 今回は、「光の速度がどの観測者に対しても同じである(光速度不変の法則)」から相対性理論を、嘘なく…
この物語は、笑顔だけが取り柄の女の子に、仲間たちが次々と進歩していく姿を見せて、「私に笑顔以外の何があるんですか」と泣かせる物語。 ではなく、「普通の女の子たちが自分の輝きを見つけるために一歩踏み出す物語」です。誤解しないように。 とにかく…
自身の生命活動を維持する最低限の共同体から孤立し、共同体に属する理由を失った人間の取る最後の行為は、今のところ二つある。 自殺か、他殺。しかも後者の場合は、恐らく大量殺人が好まれる。 どちらも、自らが存在する世界の破壊ではあるのだけれども、…
お盆休みで帰省した折、日清と天気の子がコラボしたCMを見た。 - YouTube で、これを見た時になんとも言えない薄ら寒さ、みたいなものを感じたわけだけど、その理由を考えるに、たぶん天気の子がマスに向けた作品ではないにも拘わらず、CMというマスに向けた…
事前情報を限りなくシャットアウトして見た後の感想は、下記ブログとほぼ同じで、「濃密なセカイ系を見せつけられた」って感じでした。 PS2版天気の子を俺たちは遊んだことが有る気がしてならないんだ。 - セラミックロケッツ! 映画館を出た廊下でひとしき…